あらすじ INTRODUCTION
那須高原のてっぺんにある
日本一(?)の診療所。
破天荒な山医者と
変人揃いの村人たちが巻き起こす
悲喜こもごもな人間模様をお届け
昭和50年代、那須高原のてっぺんに建つ見川医院。医師・見川鯛山(柄本明)は地域医療に尽力…するはずが、診療所にはまたもや「本日休診」の札が…。
今日も悪友の大工・六さん(佐藤B作)と狩猟やパチンコ三昧で、仕事はそっちのけ。おかげで茶畠巡査(笹野高史)や村人たちには「ヤブ医者」と呼ばれる始末なのである。そんな鯛山を尻に敷きながら、明るく支えるのは、勝気で情に厚い妻・テル子(渡辺えり)。村には、山奥で一人暮らしをする阿久津民代(江口のりこ)、村一番の貧乏人である茂(林翔太)と妻・ナツ(市川美織)など、ひと癖もふた癖もある住民たちが暮らしている。
そんな中、村を揺るがす騒動が―。
豊かな自然を誇る鷲ッ羽山に、リゾート開発の話が持ち上がったのだ。山の売却に反対する民代は、村人たちから疎まれるが、鯛山は彼女の自然への想いに心を動かされる。一方で、村の未来を考えれば開発も無視できず、葛藤の日々が続く。
広大な高原に四季が移ろいゆく山村で、繰り広げられる笑いと涙の人間模様とは…。